七対子(チートイツ)
七対子
- 対子(同じ牌2枚)を7つ集める特殊な形
- 最後は単騎待ちになるので 単騎待ちの特性を生かしましょう
麻雀の基本形は3枚一組を4組集めて、それとプラス雀頭というものですが、
この七対子(チートイツ)という役はその基本形を崩した特殊な役で、
元々の中国麻雀では存在しておらず、立直(リーチ)と一緒でアメリカで誕生したものだと言われています。
別名で「ニコニコ」と呼ばれたりしますね。
雀荘とかでたまに年配の方が「ニコニコ」って言ってるのを見ます。
まあ、若い人でそう言ってるのは見たことがありませんけどね(^^ゞ
七対子(チートイツ)は他の役と根本的に形が違いますので、
この役を完成されるためには、三枚で一組という概念を変える必要があります。
だから、牌を入れ替えてる途中で七対子(チートイツ)を狙いに行くなら
それ用の切り方をしなくてはいけません。。
他の役は狙いを一つに絞らずに和了形に向かうことができますが、
七対子(チートイツ)は少し特殊なんですね。
良く七対子(チートイツ)に向かうならこれ切りだけど、
面子手(七対子以外の形のこと)に向かうならこれ。。
どっちにしよう。。というのがあります。
例えば、
索子(1123367)筒子(①①②②⑦⑧⑧)
というような形。
面子手として考えるなら、二向聴。筒子の①か②を頭と考えて、
面子候補(3枚一組の組み合わせ)を増やすために⑧ピンでしょう。
しかし、七対子と考えると、これは一向聴なわけです。
索子の2か6か7、若しくは筒子の⑦な訳です。
どちらも狙っての打牌は無い訳ですね。(漫画のような牌が透けてる打ち方でない限り(^_^;))
そういうところが麻雀の難しいところの一つな訳です。
この七対子(チートイツ)という特殊役をどのように使うかが
勝負の分かれ目の一つといって過言では無いでしょう。
この七対子上手く使えるようになる、つまり七対子マスターになるためには
相手の持っている牌の予測ができるようになる必要があります。
つまり、上級者程七対子が上手いのです。
まあ、完全に読むことは不可能ですけどね。
神様じゃないんだから(ー_ー;)
で、この役の本領はドラが2枚ある時です。
リーチ・七対子ならば子で3200点 親で4800点。
ツモって、子で1600・3200点 計6400点 親で3200点オール 計9600点
ドラが2枚あれば、
リーチ・七対子・ドラ2で子で8000点 親で12000点。
ツモって、子で3000・6000点 計12000点 親で6000点オール 計18000点
ということで、何も無い手だったとしてもツモって裏ドラが乗れば跳満というわけです(^_^;)
だから、何も無い手で跳満を目指さないといけない点棒状況だった場合は
結構七対子を狙ったりします(^^ゞ
ちなみに
2233445577889 ツモ9
という形でも七対子の形を満たしていますが、
基本的に麻雀は高め取りをしますので、
清一色・七対子・ツモの9翻ではなく、
清一色・平和・二盃口・ツモの11翻で取ります。
まあ、この形はめったにでないですけどね(*_*;
あと七対子は5組対子ができた時、つまり一向聴の形から聴牌までが難しいです。
普通の手の二向聴から聴牌までと一向聴から聴牌までが
同じくらいの難易度と考えても差し支えないくらいですね(*_*;
最後に三人麻雀では4枚の槓子になった牌を対子2組と考えるルールもありますが、
(巷のフリー麻雀ではそういうルールが多いですね)
4人麻雀やDORA麻雀の3人麻雀では4枚の槓子を対子2組と考えることはできませんので注意下さいね(・。・;
七対子(出現割合:2.52%)
役満である国士無双を除くと唯一の特殊形がこの七対子。
もちろんDORAでは符計算はそのまま採用なので、点数自体 「二飜=1,600/2,400、三飜=3,200/4,800、四飜=6,400/9,600」(子/親)と計算される。
尚、七対子なので同じ槓子(同じ牌が4枚)は認められない。
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