一つの種類の牌を使った役満
九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
- 数牌の「1」と「9」を3枚 + 2~8を1枚ずつ + どれか1枚
- 特定の条件を満たした「清一色」の形
- チー ポン カンしては成立しない
- 純正九蓮宝燈はダブル役満とするルールもある
一般的に「チューレン」と呼ばれる役満です。
九蓮宝燈は「アガると早死にする」と言う都市伝説があります。
これは諸説ありますが、
「ある人がこの役をアガって皆からご祝儀を貰い、
その帰り道で襲われて死んだ」
という説が有力の様です。
これが有名になったきっかけは「麻雀放浪記」という漫画ですね。
それ以外にも、
「極めて難しい役であるために和了ると運を使い果たしてしまって死ぬ」
という言われ方をする事もあります。
しかし、全国で数えれば麻雀は日々膨大な数の対局が行われており、
天和と同じく九蓮宝燈もそこそこの数が出現しているため、
これを和了っただけで死ぬという事はありませんが、
都市伝説としては非常に有名です。
ただ、死ぬと言われているのは九蓮宝燈ではなく、
純正九蓮宝燈のようですがね(^_^;)
因みに、純正九蓮宝燈以外は
欠けている1つで和了れれば九蓮宝燈が成立しますが、
他の牌でも清一色が成立し和了り牌になります。
純正九蓮宝燈とは
1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 9 9
の形から1~9の牌を一枚自摸(ツモ)でもロンでもOKです。
純正九蓮宝燈はまだ和了ったことありませんが、
九蓮宝燈は何度かあります。
まあ他の役満に比べて少ないですけどね。。
九蓮宝燈の聴牌形としては以下のものがあります。
1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 9 9
待ちは1~9まで全て。全て九蓮宝燈。これが純正九蓮宝燈ですね。
1 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 9 9
待ちは1 2 3の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 3 4 5 6 7 8 9 9 9
待ちは1 2 4の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 4 4 5 6 7 8 9 9 9
待ちは1 3 6 9の4種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 4 5 5 6 7 8 9 9 9
待ちは1 5の2種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 4 5 6 6 7 8 9 9 9
待ちは1 4 7の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 4 5 6 7 7 8 9 9 9
待ちは1 6 9の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 2 3 4 5 6 7 8 8 9 9 9
待ちは1 8の2種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 9
待ちは2 9の2種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 3 4 5 6 7 8 9 9
待ちは1 4 9の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 4 4 5 6 7 8 9 9
待ちは3 6 9の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 4 5 5 6 7 8 9 9
待ちは5 9の2種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 4 5 6 6 7 8 9 9
待ちは1 4 7 9の4種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 4 5 6 7 7 8 9 9
待ちは6 8 9の3種類。1で九蓮宝燈。
1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 8 9 9
待ちは7 8 9の3種類。1で九蓮宝燈。
因みにDORA麻雀では以下のように説明されています。
九蓮宝燈(出現割合:0.00045%)
九蓮宝燈も若干ルールによって変化するであろう役満。
DORA麻雀では九面待ちでダブル役満になるローカルルールは採用されていない。
また、九蓮宝燈はマンズかどうか? と気になるところだが、DORA麻雀ではマンズ、ソーズ、ピンズの全て九蓮宝燈を採用している。
字一色(ツーイーソー)
- 東・南・西・北・白・發・中のみで和了形が構成されます
- めったに出ないが字一色・七対子という形も有りです
大四喜や小四喜よりは使わなければいけない牌の種類に柔軟性があるので
まだ出る確率は高い。
しかしめったに出ないので、字牌を2鳴きした程度ではまだ警戒はされません。
一度だけですが、僕も和了ったことはあります。
僕ではないですが、一度だけ「小四喜・字一色」を和了っているのを見たことがあります。
因みにDORA麻雀では以下のように説明されています。
字一色(出現割合:0.008%)
字牌が大幅に偏った時、手の中に見える「混一色、対々和」の目の前の上がりをいかに捨て強欲に走るか、”欲を出すセンス”が問われる役満。
手広く打った場合は「混一色、対々和」に惑わされ、それでも突っ走るならばその牌を終盤に切るという大きなリスクを背負い、また序盤で決め打ちをする男らしい打ち方は出上がりの可能性を大きく損ねてしまう。欲の見せ所だ。
緑一色(リュウイーソー)
- 索子の23468+字牌の「發」だけで完成させる
- ポン チーしてもOK
- 「發」なしの緑一色はルールによって扱いが違う
發はリューイーソーのリューから龍ということでドラゴンと呼ばれることもあります。
注意点としては「發」なしでも緑一色は完成させることができます。
ただしまれに「發無し緑一色」を認めないルールもあります。
リュウイーソーは發が入ってこそ成立するという考え方ですね。
緑一色の象徴であるドラゴンの「發」が無いなら緑一色でないということです。
最近は少なくなりましたが、まれにあります。
しかし、逆に「發無し緑一色」をダブル役満とするルールもあります。
發を使わずに緑一色を完成させるのは難しいという考えからですね。
まあ、一般的にはどちらも普通の役満としていますが(;´∀`)
因みにDORA麻雀では以下のように説明されています。
緑一色(出現割合:0.0011%)
ソーズの2.3.4.6.8.發の緑のみで作られた手。
理論上は發を含まずにも完成でき、さらにルールによっては發を必ず含まなければいけない場合もある。DORA麻雀では發が無い場合でも緑一色ならば役満の扱いとされる。
大車輪(ダイシャリン)
- 筒子のチンイツ+タンヤオ+チートイツを複合した特殊なアガリ役です。
- ローカルルールなので認められないルールもある。
- 一番有名なローカルルールのため、ローカルルールではなりつつある。
大車輪(ダイシャリン)とは、筒子の2~8を2枚ずつ集めた形のかなり珍しい役です。
1~7や3~9の2枚ずつでもOKというルールもあります。
また、三人麻雀ではこれ以外にも筒子の七対子であれば
何でも大車輪というルールもあります。三人麻雀では4枚使いの七対子もあるので結構頻度は高いです。
因みにDORA麻雀では大車輪のルールは適用されていません。
しかし、大車輪は断么九(タンヤオ)・平和・二盃口・清一色なので、
得点として三倍満ありますのでそこまで損はありませんけどね(^_^;)
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